中日に所属しているプロ野球の中田翔選手が8月15日に会見で、
今季限りの現役引退を表明したことが話題となっています。
引退記者会見前から、Instagramで引退を予見するような投稿があり、
「もしかすると引退するのではないか?」とファンからささやかれていました。

今回は引退に至ったきっかけと、引退のその後についてまとめてみました。
中田翔の引退を決断したきっかけ
中田翔選手が引退を決断するに至った主な理由は、慢性的な腰痛による身体的限界と言われています。
具体的には、
- ここ約4年間慢性的な腰痛に悩み、満足なスイングができなくなっていたこと
- 5月中旬に腰痛で登録抹消され、8月に一度復帰するもすぐ再び抹消され、思うようにプレーができなかった
- 「これ以上チームに迷惑をかけられない」と考えたこと
- 「自分自身が満足いくスイングができない、思いどおり体が動かない」という状態が続いたこと
と会見で明かしています。
「野球が嫌いになりかけた」とも語るほど、結果が出ず、体がついてこないことへのストレスも大きかったようです。
また、精神的重圧や責任感も決断を後押ししたと明かしています。よって「腰痛だけが理由」ではなく、心身両面の複数の要素が重なったことが主な決め手となっています。
こうした複数の要因が重なり、2カ月ほど前から引退を意識し始め、苦渋の決断に至ったようです。
中田翔の引退その後は?
引退会見から、
「これからのことは全く決めていないので分からない」
「どういう形で携わっていけるか分からない」とコメントしていることから、
現段階では、具体的な今後の活動の予定や進路については決まっていないようです。
ただ、残りの今シーズンの思いに関して、
正直この2、3年、考える時期が長かった分、精神的にもキツくて、野球を嫌いになりかけてた自分がいたんですけど…。最後は野球を好きになって終わりたい気持ちの方が強い。どういう形で携わっていけるか分からないですけど、チームメート、先輩後輩、まだシーズン残ってますし、全力で見ながらその後は一ファンとして応援していきたい。
-日刊スポーツ【中日】中田翔「野球を嫌いになりかけていた」 今後は未定も「最後は好きになって終わりたい」より。
と語っており、しばらくはチームを見守りながら今後の野球へのかかわり方を
模索していく方向であることが読み取れそうです。
まとめ
現役時代には暴力事件などを起こした過去もありますが、
実績については通算本塁打309本、日本ハム時代には打点王を3回獲得するなど、輝かしい成績を残しています。
また、後輩への面倒見が良いことでも知られています。
現時点では、指導者やメディアでの仕事などの特定の活動予定は決まっていなさそうですが、
引退後は野球指導者としての声もかかる可能性もありそうですね。
まだ残りのシーズンがありますので、悔いなく過ごし、
引退後の活躍にも注目したいですね。