学生時代から動画を楽しむことが当たり前となっているZ世代。
最近、そのZ世代(1997年~2012年生まれの世代)のyoutube離れが話題を呼んでいます。
では、一体なぜ加速しているのかを詳しく解説していきます。
なぜZ世代はYouTube離れを選んだのか?
Z世代がYoutube離れを起こした主な理由は4つあります。
- 短尺動画プラットフォームと利便性
TikTokやInstagramリールなど、短時間で楽しめるショート動画サービスが多数生まれ、「スキマ時間」に手軽に視聴できる点が支持されているようです。 - 効率性(タイパ)重視の価値観
Z世代は短い集中力や「効率よく情報を得たい」という傾向が強く、要点がすぐ分かる短尺動画を好みます。YouTubeの長尺動画は「最後まで見る必要がなく、要点だけ知りたい」層にはやや不向きになってきています。 - パーソナライズ志向の高まり
TikTokなどは高度なアルゴリズムで自分好みのコンテンツがすぐ表示されるようになっているため、Z世代が「今、自分が知りたい・楽しみたい」に即座に応えてくれる点が支持されているようです。 - 匿名性や気軽さを求める動き
緩いコミュニティ感や、気軽にコメントできる匿名性など、ショート動画サービスの「安心して本音で楽しめる」空間も人気を生んでいる1つの理由となっています。
ですが、「YouTube離れ=完全に観なくなった」というわけではなく、
「学習や検索など、学ぶことに利用」「商品のレビュー確認」で観る傾向が多くなったようです。
実は、Z世代は「倍速視聴」が当たり前になっている!?
テレビや映画、ネット配信など、映像の元々の速度を変えて再生・視聴することを指し、1.5倍速や2倍速など、自分の好みの速度に上げて視聴する場合が多いです。
近年、TVの見逃し配信サイトでも再生速度が自由に設定できる機能を搭載しているサービスがみられるようになってきました。
以下の調査結果では、特に20代女性の倍速視聴経験が多いことがわかりました。

Cross Marketing「動画の倍速視聴に関する調査(2024)図2」より引用
倍速で視聴している動画コンテンツは主に「ドラマ」「バラエティ」「企画動画」が上位となっています。
- 時間短縮ができる
- 多くの情報を得ることができる
- 効率よく見ることができる
まとめ
以上、Z世代におけるYouTube離れの原因とその移り変わりについて解説してきました。
今後もZ世代と動画サービスとの移り変わりについて追っていきたいと思います。